乾癬患者を支える10人の物語

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患者さんの不安を取り除くよう、いろんなタイミングで声をかけるようにしています。

ー鹿児島 橋口皮膚科 看護師 岩元 治子さん

岩元さんには思い出に残る患者さんがいます。その患者さんは8年ほど前に他の病院で乾癬と診断され、さぁこれから治療を、というタイミングでご家族を介護しなくてはならない立場になり通院治療をあきらめざるをえなかった女性患者さんでした。

「通院したいけど物理的に時間がない…。そんな悩みを8年抱え去年の春、やっと当院に初診で来られたんです。治療にかけられる時間が限られているため、飲み薬と光線療法で治療をはじめたのですが、ボコボコとしていた肌がどんどんなめらかになり、肌の色もよくなって、とてもよい経過をたどっています」

その女性患者は当初『私みたいに症状がひどい人でも良くなるんでしょうか?』と不安を口にしていたそうですが、岩元さんは「大丈夫です!この病院にも乾癬の患者さんがいっぱいいらしています、乾癬は怖い病気じゃないですから安心して治療を続けましょう」と励ましました。

実は、この患者さんのように『こんな病気は私だけ』と思い込んで不安になってしまう患者さんがいっぱいいるとのこと。岩元さんは乾癬患者さんがそんな孤立感に苛まれないよう、処置の時や光線治療中、あるいは待合室で『かゆみはないですか?』『不便はないですか?』など積極的に患者さんに声をかけているといいます。

それでも思い悩む患者さんには患者会への参加も紹介している岩元さん。

「最初は抵抗ある人もいますが、行ってみるときっと気持ちが変わるはずです。本人だけでなくご家族と一緒に参加されてみてはいかがでしょう。他の患者さんと痛みを共有することでいろんな発見もあるはずですよ」

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