乾癬だからって何かを我慢するのはもったいない。 やりたいことをやるのが私の治療の基本です。
ーI・Kさん
- 病名 尋常性乾癬
- 症状 全身(痒みはなし)、鱗屑
- 病歴 17年
- 職業 製造業
- 年齢 40代
「かれこれ17〜8年この病気と生きてますから、患者のプロですね、もしかしたらお医者さんよりこの病気には詳しいかもしれませんよ、あははは」
そんな冗談で場を和ませてくれるIさん。
「聞きなれない病気ですしサイトを調べまくりました。でも、少し良くなったとか出づらくなった、という情報はあっても、完治した、という情報はなかった。そうか、焦っても仕方ないんだなと、いい意味で達観したというか、じっくり病気と向き合おうと思えるようになったんです」
その言葉どおり、Iさんは乾癬になったからあれをやめた、これを我慢した、ということはほとんどないとのこと。
「隠さなくってもいいんじゃないかと思うんですよ。なっちゃったものは仕方ない。私にとって乾癬は加齢臭と同じなんですよ」
今は塗り薬を使って治療中。医師の指示に従って症状が重めの時はステロイド系、軽い時は非ステロイドの塗り薬を使い分けているそうです。症状が出ている二の腕が人の目に触れないよう半袖をやめたり、頭に薬を塗るために坊主頭にしたことも、まったくネガティブには捉えていません。
「大人しくしていれば治るかといったらそーでもない、だったらやりたいことはやりたいなと」
体を動かすことが夫婦で大好き、というIさんの趣味はジョギング。取材のあった数日後、ハワイのホノルルマラソンにご夫婦で参加され、数日後はじけんばかりの笑顔の写真が届きました。
3つのポイントお医者さんと自分にあった治療法を相談するためのチェックシート