治療法は日々進歩しているんですね。 一度は諦めたけど思い切って一歩踏み出してよかった。
ーA・Dさん
- 病名 尋常性乾癬
- 症状 全身のかゆみ、鱗屑
- 病歴 7年
- 職業 ITプログラマー
- 年齢 40代
「夜、家に帰ってシャツを洗濯しようとすると、胸ポケットに鱗屑がいっぱい溜まっているんですよ。それは、ちょっとショックでしたね」
8年前に、顔にぽつぽつと赤い発疹がでたことをきっかけに症状が全身に広がり、乾癬と診断されたAさん。顔だけならアトピーと言って済ませられるけど、スーツにおちた鱗屑はみんなにも不快な思いをさせているような気がして申し訳ない、とその時だけすこし顔を曇らせました。
「面倒だと思いながら塗り薬もきちんと塗り、光線療法もやってみたのですが、一向によくならず、症状が全身に広がってしまってからは、もういいやと諦めていました」
転機が訪れたのは東京への転勤でした。心機一転のつもりで訪れた皮膚科はAさんの知らない飲み薬の存在や治療法をいくつか提示し、かかる費用などについてもしっかり説明をしてくれたといいます。
「治療の選択肢を提示してくれた医師ははじめてでした。このお医者さんなら信じてみよう、と勧められた飲み薬にトライしてみたんです。そしたら、だいぶ良くなって鱗屑も半分以下になったんです」
薬も治療法も、どんどん変わっているので、僕みたいにいちどあきらめた人でも、良くなるチャンスがあるかもしれない。前向きにチャレンジしてみては、とAさん。「一歩踏み出して良かった」と素敵な笑顔で話してくれました。
3つのポイントお医者さんと自分にあった治療法を相談するためのチェックシート