乾癬患者を支える10人の物語

case02

過度な気配りは逆に相手を傷つけるような気がします。だからあえて意識させないよう、普段通りにしています。

ー患者家族 Kさん

「自分の知らないところで本人も乾癬でいろいろ我慢しているんだなぁ、って今日改めて知りましたよ」

そう語るのは乾癬歴20年の奥様をもつKさん。

乾癬に関するインタビューに夫婦でご参加いただき、患者視点からの意見をいろいろ伺っている最中、奥様のコメントを隣で聞いていたKさんは、自分の知らない奥様の我慢や苦労を改めて知ったと驚きました。

「日常の痒みは我慢できるレベルです、って本人が言っていましたが、日常も痒みがあったのかと…。普段そんな話は改めてしたことがなかったので…」

そう別室で答えてくれたKさん。

薬を塗ってあげるのはご主人の役目。いつも10分〜15分かけてしっかり薬を塗ってあげる、というKさんですが、こんな近しい家族であってもお互いまだわからない感情や気持ちがあるのが、乾癬という病気の難しさかもしれません。

そんなKさんが奥様に対するサポートで気をつけている点は意外にも「気を使わないこと」だとか。

「僕は『病気だから』という目で彼女を見ていません。薬を塗るのも、かゆいと本人が言うから塗ってあげているだけ。なにか相談されたらもちろん意見はいいますが、それ以外は基本何も言いません。言うと余計意識しちゃうし、相手に意識させないように、普段通りでいるようにしているんです」

お子さんの学校の集まりで黒い服を着る際などは、自然と奥様の背中や肩の鱗屑をパンパン払っている自分がいる、と笑うKさん。その無意識の優しさこそが、奥様の治療の大きな力になっています。

あなたに合った治療が見つかる
3つのポイント
お医者さんと自分にあった治療法を相談するためのチェックシート