ひっかく、こする

乾癬の症状の出てない皮膚でも、ひっかいたり、傷ついたりすることによって新たな皮疹ができることがあるので注意が必要です。かゆみを感じたときはかかずに、主治医に相談しましょう。

衣服によるこすれやひげ剃りなどによる外傷なども、乾癬の症状を悪化させる原因になります。

乾燥、日光による影響

乾燥は乾癬の大敵です。外出時や入浴後には肌の保湿を心がけましょう。特に冬は乾燥しやすいので注意が必要です。

日光に含まれる紫外線には、乾癬の炎症をやわらげたり、皮膚の新陳代謝を抑えたりする作用があります。日光浴や散歩などで適度な紫外線を浴びるようにしましょう。

生活習慣、ストレス

生活習慣は乾癬に大きく関わっていると言われています。睡眠不足や脂肪分の多い食事、飲酒、喫煙なども乾癬を悪化させる原因になります。なお、乾癬の患者さんは、糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病を合併しやすいと言われています。また、精神的なストレスも乾癬を悪化させる大きな要因になります。

その他

風邪などの感染症にかかると、乾癬の悪化につながることがあります。

また、血圧のくすりなどで乾癬が悪化することがまれにあります。