ガマンしない乾癬治療!

頭皮の乾癬

黒い服を着こなしたい… 誰にも気兼ねせず髪を切りに行きたい…
そんな気持ちを、後ろ向きに変えてしまうのが、乾癬の「頭皮」の症状ですよね。
でもいまは、そんなガマンをしないでも頭皮の症状改善が期待できる時代です。
治療法のこと、薬のこと、もっと深く知ってガマンしない乾癬治療を手に入れませんか?

頭皮の乾癬 お悩みあれこれ

  • ■かゆみ
  • ■フケ(鱗屑)
  • ■ひとの視線
  • ■シャンプーの不便さ
  • ■薬のぬりづらさ
  • ■髪を切る場所がない
  • ■着られる服が限られる

新しい治療選択肢が増えているいまなら、そんなガマンをもっと軽減できる可能性があるかも?

頭皮の症状、治したい、ドクターに相談してみようかな、と思ったらこちらのページへ!

あなたに合った治療が見つかる
3つのポイント

なんでこうなるの?

頭皮の乾癬

乾癬の原因はまだはっきり解明されていませんが、最近の研究により体の中の免疫バランスに異常が生じることで、さまざまな炎症を起こすことがわかってきています。
このため、乾癬の症状をおさえる近道は、まず乱れた免疫バランスを正常化させることであると考えられ、さまざまな研究が進められています。乾癬の皮膚症状はからだのいろいろな部分に出てきますが、なかでも常に毛髪の刺激を受ける頭皮にははじめに症状が出やすいと言われています
  また頭皮の乾癬は、生え際(おでこや、うなじなど)や耳のまわりなどに症状が出やすいのも特徴です。頭皮の症状に加え、慢性的な刺激を受けやすいひじやひざ、おしりなどにも皮疹や鱗屑が出ることがあります。

頭皮の症状があれば早めの対応を

頭皮の乾癬は尋常性乾癬患者さんの8割程度*1の方が経験するといわれる症状です。
乾癬は頭皮、ひじ、ひざ、おしりなど、全身に症状が出ますが、シャンプーやブラッシング、帽子やドライヤーなど常に外部から刺激を受けている頭皮には、その分、症状が出やすいといわれています。
頭皮になかなか治らない皮疹が出たら、鱗屑は出ているか、面積は広がっているか、頭皮以外のひふにも症状が出ていないかなど、まずその症状の推移を自分自身でしっかり把握することが大事です。
その一方で、頭皮に乾癬の症状が出る方は、乾癬性関節炎になるリスクが高いといわれています。
症状に気づいたらすぐに皮膚科を訪ねるようにしましょう。

*1 van de kerkhof PC et al. :Dermatology.197:326-334,1998

今は新しい治療法がいろいろあります

一般的に乾癬が頭皮にできると、赤い発疹や銀白色のかさぶた(鱗屑)のようなものができ、かゆみを伴うことがあります。また頭皮にできた鱗屑が肩や首にフケのように落ちてくるため、色の濃い服が着たくても着れない、といった患者さんの声が当サイトのインタビューでもよく聞かれます。寝ている時に無意識にかきむしってしまったり、シャンプーの仕方がわからないなど、患部を直接、目視できない不安もあって多くの患者さんがストレスを感じる乾癬です
しかし、数年前までなかったようなお薬や治療法がいま、続々と登場しています。
下の表を見て「こんな治療法もあったの?」という方もいらっしゃると思います。ガマンしない治療法を手に入れるには、まず乾癬治療の「いま」をしっかり知ることが大切です。
毛髪に覆われた頭皮は薬の塗りにくい箇所ですが、いまはゲルやローションタイプの塗り薬も出て来ています。また、見えない部分に薬がぬりづらい、あるいは毛髪に塗り薬をつけたくないという方には、飲み薬や注射剤という選択肢もあり、医師と相談しながら、ご自分にぴったりな治療方法を選んで行くことができます。

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3つのポイント
治療選択肢はより多彩に [局所療法] 塗り薬:ステロイド、ビタミンD3 [全身療法] 光線療法: ナローバンドUVB、PUVA / 飲み薬: PDE4阻害剤、レチノイド製剤、免疫抑制剤 / 注射剤: 生物学的製剤

先生にどう伝えればいい?

コーナー監修:
ひふのクリニック人形町 院長 上出良一先生

〜ドクターに聞いた〜
「こう言ってもらえると医師として すごく助かります!」

治療を続けるなかで、医師に自分の思いがうまく伝わっていない、と感じることはありませんか?実は「医師が知りたいポイントと、患者さんが伝えたいと思うポイントは違う」ことがあります。このコーナーでは日々、治療の現場に立つ私たちの立場から、あなたの言葉や気持ちがより医師に届くちょっとしたコツを伝授します。

CASE

伝わりにくい言い方例 ①

あたまがかゆくて髪を洗うのも大変だし、フケも気をつかうし、なんかすべてに消極的になっちゃうんです。

医師の立場からひとこと

乾癬にお困りなのはとてもよくわかるのですが、この方のように問題を散発的に伝えられてしまうと改善すべき問題が逆に曖昧になる場合があります。
伝えたいことがいっぱいあるのはわかりますが、もっとポイントを絞って伝えてみてはいかがでしょう?
具体的には
◉何がいちばんツラいのか
◉それはいつなのか
◉いちばん早く改善したいのは何なのか
◉いつぐらいまでに改善したいのか

 といった、
「あなたの治療におけるプライオリティ」を医師にはっきり伝えることです。

こんな言い方に変えてみましょう

あたまのかゆさが、今いちばんの悩みです。 とくにシャンプーのときに鱗屑をとる癖が抜けなくて、なかなか症状が安定しません。なにかよい改善方法はないでしょうか?

CASE

伝わりにくい言い方例 ②

あの病院でこのように言われ…
あの先生にこう言われ…
ワタシは…
(と、過去の病院の話や感情などを多く語る)

医師の立場からひとこと

「過去」の経緯や気持ちを伝えることも時に必要ですが、医師は患者さんが「今」直面している不便や悩みをまずどうにかしたいと考え、大きく2つの視点から患者さんを診ようとします。
それは「患者さんが訴える症状の原因は何か」そして「続けられそうな治療は何か」です。そのための質問をしても、患者さんの話が過去の話題ばかりに終始してしまうと、これから一緒に目指そうとするゴールの話も十分にできない可能性があります。診察室では過去に重きを置くよりも「今」そして「未来」の話を重点的にしていきたいですね。 医師とのコミュニケーションが苦手、と思っている方にはとくに、医師が上記2つの視点をもってあなたに向き合っている事だけでも知って頂けると、 今後のコミュニケーションがよりスムーズになっていくと思います。

こんな言い方に変えてみましょう

寝ている時にどうしてもあたまをかいてしまうので、フケ(鱗屑)の症状がよくなりません。 手鏡を使って薬もちゃんとぬっているのですがうまくぬれないコトもよくあって、治療に前向きになれないのが今の悩みです。先生、なにか私にあった改善方法はありますか?

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3つのポイント