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言葉一つでとらえ方が変わってしまうので、患者さんとのコミュニケーションには細心の注意を払っています。

ー宇都宮 やしお薬局 金子 祐太郎 先生

高校生の時、なにか人の役に立つ仕事に就きたいと考え薬剤師の道へと進んだ金子先生。いまも毎日が勉強だ、とおっしゃいます。「とくに乾癬の患者さんは長い治療生活の途中で離脱してしまう人も多いので、すこしでも前向きに取り組んでもらうように、また希望をもってもらえるように、出来る限り時間をとって、いっぱいお話するようにしています」

金子先生の薬局の前にある菅井皮膚科パークサイドクリニックの菅井院長は、乾癬の患者会の代表もしておられるため、県外からも多数の乾癬患者さんが訪れ、金子先生の薬局にも月100人以上の乾癬患者さんが訪れます。

菅井先生はそんな金子先生を『医師の仕事の最後の仕上げをしてくれる存在』と称えます。

「不安や気持ちを聞いてもらいたい、という患者さんは多いんですが、やはり僕ら医者には正面切って言いづらい、という人も多く、そのホコ先が薬剤師に向いてしまうこともよくあります。彼(金子先生)は、まだ若いけれど乾癬のことをよく勉強しているし、うちの患者さんの様子を的確にフィードバックしてくれるので、僕の治療にも非常にプラスになっています」

薬剤師と医師が一人の患者さんに対して共通の認識がもてるのは非常に大事な事、と語る菅井先生(右)と金子先生。

待合室で待っている患者さんの様子も観察し、イライラしていたり不安げだったりという方にはパターンを変えて接遇している、というほど細かな配慮をしている金子先生。

「コミュニケーションをもっともっと磨いて、乾癬患者さんに寄り添える薬剤師になりたいです」

とまっすぐな想いを語ってくれました。

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