case04

子供たちを海やプールに連れていってやりたい。そんな思いが治療の原動力になっています。

ーI・Kさん

  • 病名 尋常性乾癬
  • 症状 おもに額、背中
  • 病歴 18年
  • 職業 施設管理業務
  • 年齢 40代

Iさんに症状が出たのは30歳のとき。体全体にかゆみのある発疹が出たのがはじまりでした。

「おれ死んじゃうの?って怖かったです。幸い皮膚科の先生がこの病気に詳しくてその場で『あぁ、こりゃ乾癬だよ』と言ってくれて安心したのを覚えています」

症状はその後落ち着きましたが、3年前の春、再び症状が悪化しました。

「転職を機に生活が変わりストレスを抱えた頃でした。背中を中心に全身に症状が出て、もうかゆくてかゆくて」

夏が近づき、このままでは子供たちを海やプールに連れていってやれない、という焦りもあり新たに大学病院にかかりました。

「薬を変える相談をされましたが、しばらく妊娠活動はできないことを聞いてちょっと考えさせてほしいと言いました。もうひとり子供が欲しかったんです」

悩んでいるうち、なぜか症状はまた落ち着き始め、いまはほとんど症状も出ていない状況に。

「乾癬って不思議ですね。もしかしたら仕事にも慣れ生活が落ち着いてきたからなのかなぁ」

情報を共有できる乾癬仲間が欲しいと、その後フェースブックで乾癬の患者さんを募ったIさん。

「まだ3人しか集まってないのですが、薬や治療法も日々進化していると思いますし、乾癬の情報には常に敏感でいようと思います」

子煩悩でやさしいIさんの笑顔には乾癬に負けない強い意思が宿っているようでした。

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